今から9年前。築20年の中古マンション購入時にリノベーションを行ったN様の住まい。リビングの床材は厚さ30ミリの宮崎の飫肥杉(オビスギ)の無垢板をオイル仕上げしたもの。小上がりや洗面所の床は天然のコルクを敷き、肌に触れるものは天然素材にこだわった。壁の珪藻土はご夫婦がセルフビルドで施工されたそう。またダイニングの収納棚や室内建具、洗面所はエコデザイン工房の造作だ。
「やんちゃ盛りの男の子2人がいるから、9年間の傷や汚れは仕方がないですね」と笑う奥様。しかし質のいい素材を使っているため、傷や汚れもとてもいい風合いに成長。経年変化によって、素朴な美しさが保たれている。
価格:-
タイプ:和風・和テイスト
構造:-
間取り:-
施工会社:株式会社エコデザイン工房
施工期間:1.5ヶ月
敷地面積:~30坪
延床面積:~30坪
インテリアや家具は最小限にし、センス良く室内を保っているN様。リノベーションのアイデアはほぼ奥様の希望通りに
無垢板、珪藻土、コルク、革といった質の良い天然素材は、古くなるとますます質感が良くなることが、この家から見て取れる
リビングのテレビ台は100年以上前のスギの古材を使い、同社が作ったもの。経年変化の美しさ、豊かさをここでも実感できる
小上がりの奥の戸を開けるとそこには次男の勉強机。勉強をそばで見守ることができる上、来客時などには閉めておくことができる。勉強机のさらに奥にはウオークインクロゼット、主寝室へとつながっている
洗面台や収納は造作。床は炭化コルク。脱衣場を兼ねた場所だが湿気が気にならず、いつでも足元がサラサラだ
私たちが選ぶのは自然と調和した素材を使った工法。
それは太陽の光や風を取り込み、木の香りや温かみを感じられる家づくり。
無垢フローリングや塗り壁など、
自然素材の持つ美しさや柔らかさは時間が経つほど味わい深くなり、
空間や家具に豊かな表情を引き出します。
素足でいることが気持ちいい。
家づくりの伝承の知恵を現代にアレンジし、
住む人のライフスタイルにあった
心地よいデザインの家づくりが基本コンセプトです。