ご主人の実家に隣接するK様邸は、ご夫婦が結婚した約10年前からの住まい。
かつてご主人のお祖父様が暮らしていたが、間仕切りの多い昔ながらの家なので、奥様がキッチンで料理をしている間は子どもから目を離さざるを得ない状態をなんとかしたいと考えていた。
しかも冬は寒く結露もひどい上に、息子さんがアレルギー体質で、和室の綿壁かハウスダストの影響も疑われていたため、就学を前にリフォームを検討。偶然目にしたマエダハウジングのフリーペーパーに知人のリフォーム事例が掲載されており、本人から満足度の高さを聞いたことがきっかけで同社に施工を依頼することにした。
間仕切りの多い家を効果的に間取り変更し、大きい寒暖差の緩和、収納スペースをできるだけ多く確保といった要望をベースにプランを作成。プランの途中で見学会に参加して自然素材の良さを実感し、家族全員の体にも配慮して床は無垢材、壁は漆喰塗りを希望した。
また、広縁の建具や梁、もともと持っていたお気に入りの食器棚、そしてお祖父様が遺した大きな古時計や薬箱、ステレオなどを活用することも重視してプランニングを実践。ご夫婦が希望するおおよその間取りを伝えてプランナーが2、3パターンの間取り図を作成し、その中からご夫婦の理想の形へとプランを磨き上げていった。
自分のイメージを伝えるのに苦労しましたが、雑誌や写真などを見せて思いを伝え、それを具体的にプランに落とし込んでもらいました。
祖父の代からある物をうまく再利用してもらい、既存部分との調和は本当にすごいと思いましたね。
リフォーム後の家を見て両親も驚いていました。
女性コーディネーターさんだったので話しやすかったし、女性目線でプランを考えてくれたことも良かったです。
マエダハウジングさんの提案力の高さを実感できました。
価格:~2,000万円
タイプ:シンプルモダン レトロ
構造:-
間取り:-
施工会社:株式会社マエダハウジング
施工期間:3.5ヵ月
敷地面積:-
延床面積:~40坪
和室2室と廊下部分を入れ替えたLDKは、リビング側の勾配天井が開放感を生み、ダイニング側は既存の建具越しに庭の緑が眺められる癒やしの空間。
黒板塗装した壁に古時計と重厚感あるステレオ、テレビ下にはおもちゃや日用品を細かく分けて収納できる薬箱を置き、レトロモダンな雰囲気を漂わせている。
大容量の造作収納を備えた広い玄関。
スリッパ履きのまま宅急便の受け取りができるよう、玄関タイルの上には人工芝マットが
洗面台は古材の足場板で造作。
水跳ねを考慮してシンクは深め、壁にはモザイクタイルを採用。
室内干しができるようにした洗面室には室内窓を開口、また奥様がアイロンがけや読書ができるカウンターも設置。
広縁を土間にし、自転車置き場に。
「夏は風が気持ちいいので読書をしたい」と奥様。
独立していたキッチンをLDKに変えキッチンをアイランド型にして再利用したことで、子どもたちの様子をながめながら家事ができるように。
奥様は大きな喜びを感じているよう。
手持ちの食器棚のサイズに合わせて両側に壁を設け、右側に可動棚を設置。
食器棚はガラス戸を外して使い、枠は奥様がアイアン塗装した。
緩やかな勾配天井が開放感を創出。
床にミモザの無垢材を採用したのは、「体に優しく、風合いの良さと経年変化を楽しみたかったから」とのこと
キッチンから変更した和室。
壁に和紙風クロスを張り、一部には既存の建具を活用
壁はコンクリート調、天井は暗めの色合いのクロスを選んだ寝室。
落ち着いて就寝できる雰囲気
娘さんと息子さんが過ごす子ども部屋。
一面のみ採用したアクセントクロスが空間を引き締めている
庭の緑に囲まれた風格漂うK様邸。
外まわりは玄関ドアを変えただけだが、この純和風の佇まいと室内とのギャップの大きさに驚かされる