トイレの位置で後悔しないために ~失敗しない配置と間取りの考え方~
2026.06.02(更新)
2026.06.02(更新)
注文住宅の間取りを考えるとき、
リビングやキッチンなどの空間に意識が向きがちですが、
意外と重要なのが「トイレの位置」です。

トイレは毎日何度も使う場所であり、
家族だけでなく来客も利用する可能性があります。
そのため、配置をしっかり考えておかないと、
住み始めてから「ここにすればよかった」と後悔するケースも少なくありません。
この記事では、トイレの位置で後悔しないためのポイントや、
よくある失敗例、配置を考える際のコツについて詳しく解説します。
トイレの位置は、生活動線やプライバシー、音やにおいの問題など、
さまざまな要素に影響します。
例えば、リビングのすぐ隣にトイレがあると、
音やにおいが気になることがあります。
一方で、家の奥にあると、使いにくく感じることもあります。
こうしたバランスを考えて配置することが大切です。
リビングのすぐ隣にトイレを配置すると、音やにおいが気になることがあります。
特に来客がいるときは、トイレの使用音が気になってしまうこともあります。
このような場合は、トイレとリビングの間に廊下や収納を挟むことで、
音やにおいの問題を軽減することができます。
来客がトイレを使う場合、玄関から遠すぎる場所にあると不便に感じることがあります。
例えば、家の奥にあるトイレを使うためにリビングを通らなければならない場合、
来客が気を使ってしまうこともあります。
来客が利用することを考えると、
玄関や廊下からアクセスしやすい場所にトイレを配置することが理想的です。
夜中にトイレに行くことを考えると、寝室から遠すぎる位置も不便です。
特に高齢になった場合や小さな子どもがいる家庭では、
寝室の近くにトイレがあると安心です。
そのため、住宅によっては2階にもトイレを設けるケースが多くなっています。
家づくりを一から考える際には、
ベースとなるいくつかのトイレ配置のパターンがあります。
最も一般的な配置が、玄関や廊下の近くです。
家族も来客も使いやすく、動線のバランスが良い配置といえます。
リビングから少し離れた位置にすることで、音やにおいの問題も軽減できます。
洗面室の近くにトイレを配置する間取りもよく見られます。
手洗いの動線が短くなるため、使い勝手が良くなります。

また、水回りをまとめることで配管計画がシンプルになり、
新築時にも、また将来的に間取り変更をともなうリフォームを行う場合にも
コストを抑えられる場合もあります。
トイレの配置では、音やにおいの問題も重要なポイントです。

例えば次のような対策があります。
・トイレとリビングの間に収納や廊下を挟む
・防音ドアを使用する
・換気設備をしっかり設ける
特に換気は重要で、24時間換気システムを導入したり、
換気扇を設置したりすることで、においがこもるのを防ぐことができます。
住宅のトイレの数は、家族の人数や間取りによって変わりますが、
一般的には次のような目安があります。
・平屋や小規模住宅:1か所
・2階建て住宅:2か所
特に2階建て住宅では、2階にもトイレを設けることで、夜間の移動を減らすことができます。
また、朝の時間帯に家族が同時にトイレを使う家庭では、トイレが2つあると便利です。
トイレの位置を決める際には、次のポイントを意識すると失敗しにくくなります。
まず、生活動線を考えることです。
キッチンやリビング、寝室など、家族がよく使う場所との距離を考えることが重要です。
次に、プライバシーへの配慮です。
トイレの出入りがリビングから見えないように配置すると、安心して使える空間になります。
また、掃除のしやすさも考慮しておくと良いでしょう。
トイレの広さや収納を計画しておくことで、使いやすい空間になります。
トイレの位置は、住み始めてからの満足度に大きく影響する重要なポイントです。

リビングとの距離や来客の動線、寝室からのアクセスなど、さまざまな要素を考慮して配置を決める必要があります。
また、音やにおいへの配慮や、家族の生活スタイルに合わせたトイレの数も重要です。
住宅会社や設計士と相談しながら、実際の生活をイメージして計画することが、後悔しない家づくりにつながります。
毎日使う場所だからこそ、使いやすさと快適さのバランスを考えたトイレ配置を検討してみてください。
執筆者:ひろしまの家編集部
広島県に特化した住宅情報誌「ひろしまの家」(2018年創刊)をはじめ、地域密着型の住宅雑誌を手がける編集チームです。創業約40年、累計500冊以上の発刊実績を持つ出版社として、地場工務店の施工事例や家づくりの知識を取材・発信し、広島の住まいづくりを支えています。