将来リフォームしやすい家とは? ~長く住める住まいの設計ポイント~
2026.06.02(更新)
2026.06.02(更新)
家づくりでは「新築時の暮らし」を中心に考えがちですが、
住宅は何十年も住み続けるものです。
ライフスタイルは時間とともに変化するため、
将来リフォームしやすい家にしておくことはとても重要です。
例えば、
・子どもが独立する
・働き方が変わる
・老後の暮らしになる
といった変化が起こります。
最初からリフォームしやすい設計にしておくことで、
将来の住まいの使い方が柔軟になります。
この記事では、将来リフォームしやすい家の特徴や家づくりのポイントを解説します。
住宅は建ててから10年、20年、30年と長く住まうものです。
しかし、それだけの年月が経てば、建てた当時とは生活スタイルが変わっていきます。

例えば、
・子育て期→ 子ども部屋が必要
・子ども独立後→ 部屋が余る
・老後→ バリアフリーが必要
このように、ライフステージによって生活スタイルが移り変わり、
それと同時に住まいに求める機能は変わります。
そのため、最初に家を建てる当初から、将来を見据えた可変性のある間取りにしておくことで、
将来のリフォームがしやすくなります。
リフォームしやすい家には、いくつかの共通する特徴があります。
リフォームの多くは「間取り変更」です。
例えば、
・子ども部屋を増やす
・部屋を広くする
・収納を増やす
などです。
そのため、間仕切り壁を変えやすい設計にしておくと便利です。
住宅には「構造壁」があります。
構造壁は建物を支える重要な壁のため、簡単に取り外すことができません。
そのため、リフォームしやすい家では、
構造壁を少なくする設計が採用されることもあります。

例えば、
・柱と梁で支える構造
・大空間リビング
などです。
こうした設計は、将来の間取り変更がしやすくなります。
トイレやキッチン、お風呂などの水回りのリフォームは、
配管の位置によって難易度が変わります。
配管が複雑だと、移動が難しくなることがあります。
そのため、水回りをまとめて配置する設計は、配管の位置が1箇所にまとまるため、
将来もし水回りの配管の延長や移動などをともなうリフォームをする場合に有利です。
リフォームしやすい家では、将来の暮らしも考えた間取りにすることが大切です。
例えば、
・子ども部屋
最初は1部屋→ 将来2部屋
・1階の部屋
客間→ 将来の寝室
このように、用途を変えられる空間にしておくと便利です。
老後を考えると、バリアフリーも重要です。

例えば、
・段差の少ない床
・広めの廊下
・引き戸
などです。
最初から完全なバリアフリーにしなくても、
将来車いすでも通れるよう、 廊下やドアの
幅を広く(車椅子が通れる750mm以上が目安)設計する、
スイッチの高さを座ったままでも
届きやすい位置(床から60〜70cm程度)に設置する、
などにしておくと安心です。
住宅設備は、将来交換が必要になります。
例えば、
・給湯器
・エアコン
・キッチン設備
などです。
交換しやすい場所に設置しておくと、メンテナンスが楽になります。
住宅には長く住むほど、暮らし方が変わっていきます。
そのため、将来リフォームしやすい家にしておくことが重要です。
ポイントは次の通りです。
・間仕切りを変えやすい設計
・構造と間取りを分ける
・水回りをまとめる
・将来の暮らしを考えたバリアフリー化を見据えた間取り
こうした工夫を取り入れることで、
ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる住まいになります。
執筆者:ひろしまの家編集部
広島県に特化した住宅情報誌「ひろしまの家」(2018年創刊)をはじめ、地域密着型の住宅雑誌を手がける編集チームです。創業約40年、累計500冊以上の発刊実績を持つ出版社として、地場工務店の施工事例や家づくりの知識を取材・発信し、広島の住まいづくりを支えています。