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耐震性が最高の家でも一瞬で命を奪われる「広島の土地選び」
2026年07月05日
「安全な場所の強い家」こそが最強の防災グッズ
ハザードマップでは見抜けない「土地選びのポイント」
「うちは耐震等級3(最高等級)だから大丈夫」 「防災リュックを準備したから一安心」
もしあなたがそう考えているなら、地盤災害の専門家が指摘する「過酷な現実」に目を向ける必要があるかもしれません。日本という地震大国で生き抜くためには、建物の性能と同じくらい、あるいはそれ以上に「土地の素性」を知ることが重要だからです。
今回は、地盤災害の専門家である横山芳春氏の知見に基づき、私たちが誤解しがちな地震防災の優先順位について解説します。
地震は「起きた瞬間に」生死が決まる
近年、豪雨災害の予測精度は飛躍的に向上し、避難のための「リードタイム(猶予時間)」を確保できるようになりました。しかし、地震に予報はありません。
地震は「起きたその瞬間に、命の分かれ目が発生してしまう災害」です。揺れが始まってから避難を考えるのでは遅すぎます。突然の揺れに対して「どこに、どのような状態で住んでいるか」という事前の環境こそが、生死を分ける決定打となります。
「耐震性」だけでは防げない8つの脅威
地震による被害は、大きく8つに分類されます。専門家は、これらを「建物の耐震性」に起因するものと、「立地・地盤のリスク」に起因するものに分けて考えています。
• 建物の倒壊: 耐震性と地盤の揺れやすさが影響。
• 液状化現象: 砂質地盤の性質に直結し、耐震性が高い家でも沈下・傾斜する。
• 盛土の崩落: 谷を埋めた人工的な地盤かどうかが問われる。
• 津波・土砂災害: その場所が浸水域や崖地であるかという立地条件そのもの。
• 地震による火災: 地域の密集度や避難路の確保が重要。
• 室内での負傷: 家具の固定不徹底による。
• 災害関連死: 住環境を喪失し、過酷な避難生活を送ることで発生する。
ここで注目すべきは、耐震性だけで防げる被害はごく一部だということです。足元の地盤が崩れたり、津波に飲み込まれたりすれば、耐震等級が最高であっても命や財産を守ることはできません。
ハザードマップを「過信」しないプロの視点
土地選びの際、多くの人がハザードマップを確認します。しかし専門家は、ハザードマップだけで安全を判断することはありません。マップは特定の条件下のシミュレーションであり、「想定外」は常に起こり得るからです。
プロが実践する「立地リスク把握の4ステップ」を参考にしてみましょう。
1. 地形の情報: そこが低地か台地か、地形から地盤の歴史を読み解く。
2. 過去の災害履歴: その場所で過去に何が起きたかを古地図や資料で調べる。
3. 土地改変履歴: 山を削ったり沼を埋めたりした「人工的な履歴」がないか追う。
4. ハザードマップでの照合: 上記の情報を踏まえた上で、最後に「答え合わせ」としてマップを見る。
このように土地を「立体的に」読み解くことで、初めてその場所が持つ真のリスクが見えてきます。
参考資料
広島県 過去の主な土砂災害
広島県 災害の歴史
防災対策の「正しい優先順位」
「地震対策=防災グッズ」というイメージが強いですが、実はその優先順位は一番最後です。グッズは「生き延びた後」に使うものだからです。
理にかなった順番は以下の通りです。
• 【STEP 1:立地リスクからの回避】 津波や土砂災害の危険がある場所なら、まず「逃げる動線」の確保が最優先。
• 【STEP 2:建物の倒壊を防ぐ】 家が潰れては、用意したリュックを取り出すことすらできません。
• 【STEP 3:室内の安全確保】 家具の転倒で圧死したり、避難経路を塞がれたりするのを防ぎます。
• 【STEP 4:状況に応じたグッズの備え】 家が安全で「在宅避難」ができるなら備蓄を、避難所へ行く可能性が高いなら持ち出し袋を充実させます。
「安全な場所の強い家」こそが最強の防災グッズ
地震防災において、「耐震性能」と「立地・地盤のリスク把握」は決して切り離せない両輪です。
津波や崩落の危険がない「安全な場所」を選び、そこに「強い家」を建て、家具を固定する。そうすれば、巨大地震に見舞われても家族は怪我をせず、住み慣れた我が家がそのまま避難所になります。住環境を失わないことは、その後の「災害関連死」を防ぐことにも直結します。
安全な場所の強い家は、最高の防災グッズです。
これからマイホームを検討される方は、デザインや設備だけでなく、この「二つの車輪」について深く考えてみてください。それが、大切な家族を守るための、最大の防衛策となるのです。
日興ホームが提供する土地
1. 地形の情報: そこが低地か台地か、地形から地盤の歴史を読み解く。
2. 過去の災害履歴: その場所で過去に何が起きたかを古地図や資料で調べる。
3. 土地改変履歴: 山を削ったり沼を埋めたりした「人工的な履歴」がないか追う。
4. ハザードマップでの照合: 上記の情報を踏まえた上で、最後に「答え合わせ」としてマップを見る。
など土地を「立体的に」読み解くことで、安心・安全な土地をご提供しています。
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